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若く見える人は姿勢が違う!正しい姿勢を保つ10の健康習慣(3/5)

掲載号 vol.25

姿勢にも、肥満にも筋肉不足が関係!

筋肉を鍛えることは、女性らしさとは無縁?いいえ、もともと筋肉が少なく、つきにくい女性こそ、鍛えるべきなのです。背中や腰が曲がる理由は、骨だけではなく、筋肉不足にもあります。 脂肪は落ちにくいのに、筋肉は落ちやすい。それには理由がありました。

背骨は正常でも、真っ直ぐ立てない!

骨が美しい姿勢や健康に欠かせないものであるのと同様に、筋肉もまた、なくてはならないもの。衰えてしまうと身体を支えられなくなり、やはり背中や腰が曲がっていってしまいます。

「私が診ている、70歳を超えた女性の患者さんは、背中がかなり丸くなってしまい真っ直ぐに立つことも困難な状態です。でも、背中を支えれば真っ直ぐ立てる。レントゲンを撮ってみると背骨の骨折もない、とてもキレイな骨なのです。原因は筋肉の衰え。特に背筋が弱くなっているのです」

女性はもともと筋肉が少なく、つきにくい性質があります。筋肉がつきやすくなる男性ホルモン、テストステロンの分泌が少なく、脂肪を蓄えやすくする女性ホルモン、エストロゲンの分泌が多いことも、その理由のひとつです。筋肉量も骨と同様、20歳くらいでピークを迎えますが、骨と違ってそこから年々減少。加齢によって減少していくことに加え、運動不足や偏った食事もそれを加速させます。

鍛えないとすぐ落ちる。それには遺伝子が関係。

さらに筋肉は、ついても落ちやすいという特徴があります。

「筋肉があると太りにくいということは、よく知られていますね。見た目の美しさだけでなく、健康のためにも筋肉は必要不可欠ですが、運動や食事が不足すると、すぐに落ちてしまいます。それには、私たちの遺伝子が関係しています。数千年~一万年前の食糧がわずかだった時代、存在するだけでカロリーを消費してしまう筋肉は、必要以上にあると、カロリーの無駄使いにつながっていました。だから使わない筋肉は落ちていくようになったのです。私たちの遺伝子は、飢餓に対応するために、その時代のまま変化していないのです」

もともと少ない、つきにくい。ついても落ちやすい。そこに加齢が加わると、加速度的に筋肉は衰えていきます。年を重ねるごとに疲れやすくなるのには、筋肉の減少も関係しているのです。

「先の患者さんのように、支えてあげないと真っ直ぐに立てないようになってしまうと、運動することさえ難しくなってしまいます。そういった、筋肉の衰えや減少によって運動機能が低下した状態をサルコペニアと言います。筋肉が少ないと運動をしてもすぐに疲れますから、なかなか運動ができない。それによって筋肉がさらに減少する。その繰り返しからサルコペニアが起こるのです。実は、筋肉量が減少すると、まず脚に大きく影響が出ることがわかっています。歩くのが困難になってしまうと、生活のあらゆることが不自由になっていきます」

骨も筋肉も、衰えきってしまうと、改善の努力をすることさえできなくなる、ということ。ただ、筋肉は何歳になっても鍛えられるもの。運動と食事で増やすこと、強くすることができるのです。加齢によって量は減っていきますが、増やせる、強化できるという性質は年齢を重ねてもほぼ変わらないのだそうです。大切なのは、「もう年だから、仕方ない」と考えないことなのです。

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