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知っトク!?健康スキル

アンチエイジングの最重要課題!?意外と知らない酸化の正体(1/5)

掲載号 vol.10

肌を衰えさせたり、重大な病気を招いたり、エイジングを進める原因のひとつが「酸化」。美容と健康のためには「抗酸化」が大切ですが、本当に正しく理解していますか? 老けないために知っておくべき酸化の仕組み、簡単に実践できる抗酸化の方法をお教えします。

この先生に聞きました!

吉川敏一先生

吉川敏一先生

よしかわ としかず

京都府立医科大学学長

医学博士。1947年生まれ。73年、京都府立医科大学卒業。米国ルイジアナ州立大学客員教授、東京大学先端科学技術研究センター客員教授などを経て、現在、京都府立医科大学学長に。国際フリーラジカル学会の会長も務める。著書は『不老革命!老化の元凶「フリーラジカル」と戦う法』(朝日新聞社)、『老化を抑える、抗酸化力!―脱活性酸素!酸化ストレス症候群に克つ!!』(土屋書店)ほか多数

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私たちの老化を早める「酸化」とは何?

「いつまでもキレイでいたい」「健康でいたい」。そう願う私たちにとって、アンチエイジングは普段から心がけておきたいこと。方法はさまざまですが、そのひとつとして挙げられるのが「抗酸化」。酸化しない(さびない)ことが、健康美人になるためのカギなのです。

「酸化は、シミやシワなど肌の老化を進めるだけではなく、ガンや動脈硬化など、命にかかわる病気を引き起こす原因にもなります」と、アンチエイジング研究の権威でもある、京都府立医科大学学長・吉川敏一先生。酸化は美容と健康の大敵ですが、酸化とはどんな状態なのか、ピンとこない人も多いでしょう。わかりやすい例を挙げると、切ったリンゴは、時間が経つと茶色くなります。それが酸化です。空気中の酸素と反応して、変色してしまうのです。ボロボロにさびた鉄、黒ずんで臭いが変化した油なども酸化が原因です。

酸素を吸って生きている人間もまた、リンゴや鉄、油同様に酸化します。呼吸するたびに人間の身体は酸化しているとも言えるでしょう。人間は身体に取り込んだ酸素を使って、食物からの栄養分をエネルギーに換えて生活しています。このように酸素は生命維持のために不可欠ですが、それがなぜ身体に悪影響を与えるのでしょうか。「エネルギーを作り出す時、取り込んだすべての酸素が使われるのではなく、2~3%が残ってしまい、それがアンチエイジングの最大の敵であるフリーラジカル(下のコラム参照)に変化してしまうのです」。フリーラジカルが細胞を攻撃して身体をさびつかせ、肌の老化、さらには重大な病気を招いてしまうのです。

美容と健康にダメージを与える酸化の仕組み、そして抗酸化の方法を知ることが、健康美人を目指す第一歩。ずっと輝いて生きるための「抗酸化」を、詳しくご紹介していきます。

フリーラジカルとは?

不安定なフリーラジカルが、細胞を次々と傷つける!

フリーラジカルとは、化学分野の専門用語で、ペアになっていない電子を持つ原子や分子のこと。通常はペアで安定した状態を保っていますが、フリーラジカルは電子がひとつ足りないため不安定で、ほかの物質の電子を奪いペアになろうとします。フリーラジカルによって電子を奪われ、物質が変化することが「酸化」です。よく耳にする活性酸素の代表格がフリーラジカル。フリーラジカルは体内のあらゆるところで暴れまわり、遺伝子や細胞膜を破壊して、エイジングを進めてしまうのです。

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