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知っトク!?健康スキル

病は気からはホントだった!!ポジティブに生きる秘訣!(1/3)

掲載号 vol.17

“病は気から” も、 “笑う門には福来たる” も、実は本当のお話。クヨクヨしていると病気になって、ニコニコしている人には幸福が訪れる。それは科学的に証明されつつあるのです。いつでも前向きに考えられる “ごきげん” な人は、健康で長生き、よりハッピーな人生になるのです!

この先生に聞きました!

坪田一男先生

坪田一男先生

つぼた かずお

慶應義塾大学医学部教授

眼科専門医、医学博士。慶應義塾大学医学部卒業後、日米の医師免許を取得。角膜移植、ドライアイ、屈折矯正手術における世界的権威。近年は、研究領域をアンチエイジング医学にも広げ、科学的実証から臨床応用への研究に取り組む。『ごきげんな人は10年長生きできる ポジティブ心理学入門』(文藝春秋)など著書多数

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“病は気から”は本当です!!

コップに半分の水は少ない? 多い?

想像してみてください。今、あなたは砂漠にいて、とても喉が渇いています。そこに偶然通りかかった人が、あなたにコップ半分の水をくれました。それを見て「半分しかない!」と不満に思いますか? それとも、「半分ももらえた!」と嬉しく思いますか? 同じ水の量なのに、捉え方は人によって異なるもの。ただ、「半分しかない」と考えるか「半分ももらえた」と考えるかによって、健康状態や人生の幸福度も異なってくるのだそうです!

「『半分もある』と考えられた人は、〝ごきげんな人″だと言えます。ごきげんな人は、健康で長生きできる上、未来を切り拓く行動力や発想力、そして良好な人間関係に恵まれると言われています。つまり、ごきげんであれば、人生がよりハッピーなものになると考えられているのです」

と、アンチエイジング医学の第一人者である、慶應義塾大学医学部の坪田一男先生。先生は、幸せは与えられるものではなく、自分で選択するものだと話します。

「ごきげんだから、上手くいくと私は考えています。どんなときも、喜びや感謝といったポジティブな感情を選び取ることが、幸せにつながる。ごきげんな人は、自分で幸せをつかみ取っているのです」

経済的な豊かさだけでは幸せにはなれない!

下の表は、世界各国の国民の幸福度を調査・ランキングしたデータ。「世界幸福地図」は、イギリス・レスター大学の社会心理学者が、「地球幸福度指標」は、イギリスのシンクタンクが発表したもので、どちらも178の国を対象に調査されています。日本の順位は、それぞれ90位、95位と、ほぼ真ん中。幸福度に関係するのは、健康、経済、教育だと考えられていますが、GDP(国内総生産)が世界3位(2013年)、長寿者も多い日本の幸福度が、この順位なのはなぜなのでしょう?

国民幸福度の調査例

幸福度ランキング

2013年のGDPは1位アメリカ、2位中国、3位が日本。その3国は、どちらの幸福度ランキングでも上位に入っていません。物質的・経済的な豊かさだけでは幸福になれないと考えられます。(参考:『ごきげんな人は10年長生きできる ポジティブ心理学入門』(文藝春秋)

「経済的な豊かさで幸福度は高まるわけではないことは、経済学者ダニエル・カールマン博士の研究で明らかにされています。GDPを上げることが幸せの条件だと信じるあまり、幸せをないがしろにしてきたのかもしれません」

日本人の幸福度があまり高くないのは、ごきげんな考え方をするのが得意ではないからだと言えそうです。「昔は、常に生き残るための心配をしなければなりませんでした。日照りが続けば作物は枯れるし、外敵に襲われる可能性もある。そんな環境で『雨はいつか降る』『ここなら敵はいないから大丈夫』というごきげんな考え方では、簡単に命を落としてしまいます。しかし、今は生命の危機と隣り合わせの時代ではありません。緊張をゆるめて、ごきげんになることで、日本人はもっと健康に長生きできるかもしれません」

考え方ひとつで、健康で、より長生きできて、ハッピーに暮らせるなら、ごきげんになる力を高めたほうがよさそうです!