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知っトク!?健康スキル

「覚えられない」は年齢のせいじゃない!記憶力の真実(3/4)

掲載号 vol.7

人に教えたくなるおもしろトリビア

知って楽しく、脳科学が身近に感じられる記憶力にまつわるトリビア集。好奇心を刺激する話題がいっぱい!

[trivia1] お酒を飲むと記憶が飛ぶ!?

アルコールの作用で、記憶を保管する大脳皮質の働きが抑制されてしまい、睡眠中に記憶が定着しなくなってしまうのが原因。前ページにもあるように、記憶のメカニズムに睡眠はとても重要なのです。朝起きて何も覚えていないことに青ざめますが、眠る直前まで記憶はあるんですよ。

[trivia2] 秋から冬は記憶力アップのチャンス。

記憶を定着させる働きのある海馬は「種の保存に危険だ」と感じたときに活性化します。この特性から、温かい春より寒さ(=危機)を感じる秋ごろからの方が記憶力が上がりやすくなるそうです。勉強するときは部屋の温度を低めにすると効率アップ!

[trivia3] 朝勉強は効率が悪い!?

朝活が流行っていますが、「記憶の強化」には残念ながら不向き。学んだことを脳が睡眠中に繋ぎなおして整理整頓し、記憶として定着させるプロセスをすぐ経験できないのがその理由。朝に覚えると、定着させる前に忘れてしまいやすいんです。頭がすっきりとさえた朝は、「発想」するのに向いていると言えます。

[trivia4] ヤル気が脳をもっと動かす。

さまざまな感触のものでマウスのヒゲを刺激して、脳波の違いを測る実験中、そのマウスが自ら積極的にヒゲを近づけてくることがあるそう。そのときのマウスの脳波は、受け身でヒゲを刺激されているときに比べて約10倍も強いのだとか。関心とヤル気を持って自ら動くことは、脳を動かす最大の原動力なのです。

[trivia5] ひとり暮らし、家族と同居。老人が認知症になりやすいのはどっち?

買い物や家事などを自分でこなす独居老人の方が、認知症になる確率は低いと言われています。お年寄りを過度に大切にする環境は、逆効果になってしまうので要注意。家族と同居の老人でも、家事を担当する人は認知症になりにくいそう。いたわりながらも、考えたり体を動かす機会を持ってもらうようにしましょう。

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